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durumis AIが要約した文章
- 現在の韓国は、民主主義の退行、経済的な困難、社会的な格差など、様々な問題を抱えています。 これは、過去の誤った教育と価値観から生まれた結果だと考えています。
- 特に競争社会の中で成功を強調し、精神教育や人間性涵養を疎かにしてきた結果、個人の能力や価値を軽視し、挫折感を抱える社会になってしまいました。
- 私たちはこれらの問題を直視し、未来の世代に精神、歴史、人間教育を通じて正しい価値観と社会的な責任感を育むべきです。 また、'弘益人間'の精神を基盤に、韓国が世界に善の影響を与える国となるよう努力しなければなりません。
今こそ目覚める時
闇よ、こんにちは、私の古い友よ
再び君と話をするために来たんだ
幻想がゆっくりと這いずり、
眠っている間にその種が置かれたから
その幻想は
私の頭に植え付けられ、
まだ残っている
「沈黙の音」の中で
〜 〜
~~
[出典: The Sound of Silence - Simon and Garfunkel (沈黙の音) ラッシュクロウのポップソング翻訳/解釈 (rushcrow.com)]
‘
議会制民主主義に対する信頼が地に落ちた今、市民はスマートフォンとソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)を武器に、「韓国版ジャスミン革命(北アフリカのチュニジアで果物売りが取り締まりに抗議して自焚自殺したのがきっかけとなった、2010年12月)」に飛び込む態勢だ。既得権者にとっては危険な挑発のように受け止められるだろうが、市民を怒らせたのは結局のところ彼らではなかったのか。反省ばかりしていた学者たちまでも行動を促した「怒りの世界」に我々は生きている。
歴史意識と時代精神に対する洞察は知識人の専売特許ではなく、この時代を生きていく我々全員の宿命である。我々は今「行動する知性」を必要としている。
[出典: [世の中を読む] 行動する知性/鄭在昇、ハンギョレ (hani.co.kr), 2011. 11. 8]
‘The Sound of Silence’はサイモン&ガーファンクルの1964年のデビューアルバムである。ジョン・F・ケネディ大統領暗殺(1963. 11. 22)の影響を受けて書かれたこの曲は、アメリカの音楽史における特定の一瞬を象徴している。それは、コーヒー専門店に出入りするフォークシンガーたちの心のこもった政治参加が、みんなの予想を裏切り、主流に受け入れられた瞬間だった。
この曲は映画『卒業』 (1967) のサウンドトラックとして使われ、中高年層に知られている。当時、卒業したばかりのサイモンが作った曲だが、歌詞を見ると、社会問題を直視しながらも、むしろ精神的な表現を含んでいる。
これまで大韓民国は4.19革命、5.16軍事クーデター、6.10民主抗争、5.18民主化運動を経て、民主社会の基礎を築いてきた。この間、もちろん保守と進歩など陣営と、それに伴う英・湖南地域の分裂の苦しみを経験した。
しかし、近年、非政治家が国家指導者の地位にあり、「民主主義の退行」という言葉がよく聞かれるようになった。寝て起きたら、国際社会で認められた先進国の仲間入りから後進国になったという自嘲的な言葉も聞こえてくる。
国外では、アメリカ、日本、中国などが自国の利益を最大化するために、政治、外交、そして文化などにおいて有利な戦略を立て、それを達成しようとしている。
アメリカ・トランプ大統領当時、習近平との会話の中で、大韓民国は「中国の属国」だったという話を国民全員が覚えているだろう。今の中国以前の清朝は、満州族が建てた国である。しかし、共産党が支配する今の中国は、韓民族の祖先が建てた高句麗、渤海の満州地域も自分たちの領土だったと言い、その文化も自分たちの文化だと主張し、「東北工程」という名目でその作業を行ってきた。
19世紀初頭、大韓民国の日本侵略を正当化した出来事には、アメリカのフィリピン支配権と日本の大韓帝国支配権を相互承認する桂・タフト協定 (Taft–Katsura agreement, 1905) がある。
このように、国外では強大国が自国の利益のために、絶え間ない侵略戦争を繰り返している。
6.25戦争後、1960年代のボリゴゲを経験した親世代は、自分たちは飢えても子供たちには教育のために献身した。このような世代の献身によって、今の壮年・老年世代は、どの国も成し遂げられなかった経済成長を成し遂げた国に住んでいる。大韓民国は、開発途上国から57年で先進国に仲間入りしたのだ。奇跡としか言えない。
しかし、現代を生きる大韓民国の国民は、国家指導者一人と政治勢力地形の変化以降、大きな混乱と自虐感を感じている。その原因は、個人の政治、歴史、そして哲学の欠如にあるが、結局のところ彼らを教えた家庭教育に問題があるのではないかと推測できる。
筆者の小学校時代は、家庭でも学校でも「家和万事成」、「修身斉家 治国平天下」 「弘益人間」の教えに関心が集まっていた。その後、国の経済成長は人間の生活にも豊かさをたらした。これは、大家族から核家族への移行をもたらし、それに伴い家庭での精神教育と訓育は消え、競争社会でより良いものを勝ち取るために能力を育てることが教育の目的となった。
そのため、有名大学に入学し、出世すれば成功した人間で、そうでなければ失敗を味わうという二分法的な価値観の社会を作り上げてきた。個人それぞれに能力と才能があるにも関わらず、それを無視し、自分がいる場所で最善を尽くし、その成果の結実が貴重なものであることを軽視してきた結果、両極化時代を迎えて、挫折の社会を経験している。
今こそ、このような状況を直視し、目覚める時である。子供たちに精神、歴史、人間教育を、もしかしたらおろそかにしてはいないか、隣人を気遣う努力を怠ってはいないか、見直すべき時だ。
私の子供たちと若い世代が、檀君朝鮮の統治理念「弘益人間」、つまり周囲の人々や国を広く利益にするという意を心に刻み、「修身斉家 治国平天下」の指導者としての素養を身につける時、未来世代に希望があり、大韓民国が世界中で善い影響を与える国になるだろう。
2023. 9. 20 参吉