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作成: 2024-06-15
作成: 2024-06-15 22:54
闇よ、さようなら、私の長年の友よ
再び君と語り合いに来た
幻影がゆっくりと蠢き
眠っている間にその種が蒔かれたから
その幻影は
私の心に植え付けられ
まだ残っている
『沈黙の声』の中で
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[出典: The Sound of Silence - Simon and Garfunkel(沈黙の声)ラッシュクロウのポップソング翻訳/解釈(rushcrow.com)]
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議会民主主義に対する信頼が地に落ちた今、市民たちはスマートフォンとソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を武器に、『韓国版ジャスミン革命(北アフリカのチュニジアで果物行商をしていた青年が取り締まりに抗議して自決したことから始まった、2010年12月)』に飛び込む態勢だ。既得権益者にとっては危険な挑発のように受け止められるだろうが、市民たちを怒らせたのは結局のところ彼らではなかったのか。反省ばかりしていた学者たちでさえ行動を促した『怒りの時代』に私たちは生きている。
歴史意識と時代精神に対する洞察は知識人の専売特許ではなく、この時代を生きている私たち全員の宿命である。私たちは今、『行動する知性』を必要としている。
[出典: [世相を読む] 行動する知性/チョン・ジェスン、ハンギョレ(hani.co.kr)、2011年11月8日]
『The Sound of Silence』はサイモン&ガーファンクルの1964年のデビューアルバムである。ジョン・F・ケネディ大統領暗殺(1963年11月22日)の影響の中で書かれたこの曲は、アメリカの音楽史における特定の瞬間を象徴している。それは、コーヒーショップに出入りするフォークシンガー(folk singer)たちの誠実な政治参加が、皆の予想を裏切って主流に受け入れられた瞬間だった。
この曲は映画『卒業』 (1967年)のサウンドトラックとして使用され、中高年層に広く知られている。当時、卒業したばかりのサイモンが作った曲だが、その歌詞を見ると、社会問題に目を向けながらも、むしろ精神的な表現を含んでいる。
これまで大韓民国は、4・19革命、5・16軍事クーデター、6・10民主抗争、5・18民主化運動を経て、民主社会の基礎を築き上げてきた。この期間に、もちろん保守と進歩など、陣営とそれに連動した英・湖南地域の分裂の苦しみを経験した。
しかし、最近、非政治家が国家指導者の座にありながら、『民主主義の退行』などの言葉がよく聞かれるようになった。寝起きすると、国際社会で認められた先進国から後進国になったという自嘲的な言葉も聞かれるようになった。
国外では、アメリカ、日本、中国などが自国の利益を最大化するために、政治、外交、文化などにおいて有利な戦略を立て、それを達成しようとしている。
アメリカのトランプ大統領当時、習近平との会話の中で大韓民国は『中国の属国』だったという話を国民全員が覚えているだろう。今の中国以前の清は、満州族が建てた国である。しかし、共産党が支配する今の中国は、韓民族(韓民族)の祖先が建てた高句麗・渤海の満州地域も自分たちの領土であり、その文化も自分たちの文化であるとして、東北(東北)工程(工程)の名の下にその作業を続けている。
19世紀初頭の大韓民国の日本侵略を正当化した出来事には、アメリカのフィリピン支配権と日本帝国の大韓帝国支配権を相互に承認する桂・タフト密約(Taft–Katsura agreement、1905年)がある。
このように、国外では強大国が自らの利益のために絶え間ない侵略戦争を繰り返している。
6・25戦争以降、1960年代のボリゴゲを経験した親世代は、自分たちは飢えても子供たちには教育のために献身した。このような世代の献身によって、今の壮年・老年世代は、どの国も成し遂げられなかった経済成長を成し遂げた国に住んでいる。大韓民国は開発途上国から57年で先進国入りを果たしたのだから、奇跡としか言いようがない。
しかし、現代を生きる大韓民国の国民は、国家指導者一人と政治勢力地形の変化の後、大きな混乱と自責感を味わっている。これに関する原因は、個々人の政治、歴史、そして哲学の不在にあるが、結局のところ彼らを教えた家庭教育に問題がないだろうか推測できる。
筆者の小学校時代には、家庭でも学校でも『家和万事成(カファマンサソン)』、 『修身斉家治国平天下(スシンジェガチグクピョンチョナ)』『弘益人間(ホンイクインガン)』の教訓に関する関心が高かった。その後、国の経済成長は、人間の生活にも豊かさをもたらした。これは、大家族から核家族への移行をもたらし、それに伴い、自然と家庭における精神教育やしつけは消え、ただ競争社会でより良いものを勝ち取るために能力を育てることに教育の目的があった。
そのため、ただ有名な大学に入学し、出世すれば成功した人間であり、そうでない人間は失敗を味わう二分法的な価値観の社会を作り上げてきた。個人ごとに能力と才能があるのに、それを無視し、自分のいる場所で最善を尽くし、その成果の結晶が貴重であることを無視した結果、両極化の時代を迎えて挫折の社会を経験している。
今こそ、このような状況を直視し、目覚める時であると思う。子供たちに精神、歴史、人間教育をもしも疎かにしていないか、隣人を思いやる努力を怠っていないか、見直すべき時だ。
私の子供たちと若い世代が檀君朝鮮の統治理念『弘益人間』つまり、広く周りの人々や国を益するという意味を銘記し、『修身斉家治国平天下』の指導者素養を備える時、未来世代に希望があり、大韓民国が世界中で善の影響力を及ぼす国になるだろう。
2023年9月20日 チャムギル
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