21世紀はグローバル時代、若者が海外進出する時代
車範根（チャ・ボムグン）元サッカー代表監督が、最近代表チーム内で浮上した不和説について口を開いた。彼は世代間の対立を解消するためには、大人の役割が重要だと述べ、「李剛仁（イ・ガンイン）の両親と私が戒めを受けるべきだ」と語った。車元監督は「ヨーロッパでは先輩後輩や大人の概念がなく、皆が同僚という考えがあり、コーチングスタッフに自分の主張を強く表明することも異常ではない」と述べ、「（ヨーロッパで生活した）若い選手たちは、自分が経験した文化を自然に学び、模倣せざるを得ない」と述べた。そして、「韓国サッカーは、東西洋の文化の違いに加え、世代間の溝まで加わった重要な時期を迎えた」とし、「容易に理解できない雰囲気だが、世の中は変わっている」と述べた。
続けて、「東洋的な謙虚さと犠牲が、あるいは大韓民国のサッカー代表選手としての責任感が、時代遅れで役に立たない行為だと考えるかもしれない。しかし、東洋的な人間関係こそが、私たちが自然に受け継いできた武器であり、資産だ」とし、「パク・チソン選手が世界的な名門クラブで愛され、選手生活を成功裏に終えることができた秘訣であり、また、私の秘訣でもある」と述べた。車元監督は、「異なる文化を経験した世代間の摩擦について、積極的に悩み、教育しようとする努力をしなかった」とし、「私はもう年を取り、もう休んでも良いと自覚していた。今にして思えば、大変恥ずかしい」と述べた。
最後に、「今、ここにいらっしゃる保護者の皆さんは、大人として何をするべきか考えなければならない」とし、「私たちの子どもたちの品位ある成功、真の成功のために何が重要なのか、まず考えなければならない」と付け加えた。
(出典：車範根「李剛仁の両親と私が戒めを受けるべき…孫興民（ソン・フンミン）が主将で本当に良かった」（daum.net）朝鮮日報 文智淵（ムン・ジヨン）記者、2024年2月29日)
21世紀に入って、大韓民国の若者が海外進出するようになり、そこで経験する馴染みのない文化や言語などで苦労する。そして、時間が経つにつれて、自分でも気づかないうちに西洋的な個人主義的で水平的な文化を吸収していく。一方、彼らは自分のアイデンティティ、つまり韓国人の感情や文化が自分の中に混在していく中で、混乱を経験する。
アメリカに移住した子供たちを見ると、家庭で両親から母国語などの文化、歴史の重要性を学び、韓国人のアイデンティティを持つ子供と、そうでない家庭の子供たちの違いを見ることができる。親の欲心から、白人主流社会への参入のために韓国人のアイデンティティを無視して教育を受けてきた移民の子どもの場合、彼らが成人になった後、目に見えない形で二重にアイデンティティの混乱を経験することがある。
一人の人間が健全でバランスの取れた成長を遂げ、内面に自分のアイデンティティを確固たるものとして維持しながら、新しい文化や社会に適応し、利他的な生き方をする姿勢が重要である。これは聖書で強調されていることと大きく変わらない。神の子が神の属性である聖さを回復し、神の言葉に従い、その御旨をこの地上で成し遂げることは、神の命令であり義務である。
家庭における聖書、歴史、文化、言語などの教育の重要性は、いくら強調しても言い過ぎではない。次世代のために、今の世代はこれを認識し、努力し、実践しなければならないだろう。
2024年3月1日 参吉
コメント0