20世紀の経済学者による経済政策の利点と欠点

売春婦の母親たちで溢れる路地、悲惨な街から“巨物”が生まれた[ヒコノミ]

• 第一次世界大戦で兵士として従軍したハイエクは、極端な物価上昇と物資不足に苦しむ都市を目の当たりにした。戦争の苦痛は、彼が政治と人間の行動を信用しない背景となった。
• オーストリアの学者ミゼスから師事した彼は、“自由市場”原則が経済の根本的な解決策だと考えた。
• 1970年代の世界経済危機の際、アメリカのレーガンとイギリスのサッチャーはハイエクの処方箋を利用した。
• ハイエクは、乱脈な政府の歯止めとなる思想だった。政治に中毒した私たちの社会が最も記憶すべき名前かもしれない。

(出典：売春婦の母親たちで溢れる路地…悲惨な街から“巨物”が生まれた[ヒコノミ]　毎日経済、カン・ヨンウン記者、2024.11.23)

https://v.daum.net/v/20241123091201554

20世紀100年間、ヨーロッパとアメリカで起こった政治社会現象と、ケインズ経済学者（1883年イギリス・ケンブリッジ生まれ、イートンを経てケンブリッジのキングスカレッジで数学を専攻）とノーベル経済学賞を受賞したハイエク（Friedrich Hayek, CH, 1899年～1992年、オーストリア生まれのイギリスの経済学者、政治哲学者）の主張の鋭い対立は示唆するところが大きい。

アメリカ大恐慌の際、政府国家が貧困と崩壊した経済を救済するために積極的に介入すべきだというケインズの理論に従い、1970年代までアメリカを含む世界経済は回復する。そのため、ハイエクの理論は注目されなかった。

このような世界経済好況の結果、国家経済への過度な介入は、奴隷化を特徴とする副作用が深刻化した。

その後、ハイエクの経済理論が注目されるようになり、イギリスのサッチャー首相とアメリカのレーガン大統領は、“サッチャリズム”と“レーガノミクス”という経済政策を打ち立てた。そのため、小さな政府、大きな市場を掲げ、政治政策に反映させた。

韓国では、李明博政権以降、現在までの保守政権が掲げた新自由主義経済政策が策定され、これもまた市場は活性化した。政府の介入は減少したが、富の両極化、世襲化などの副作用により、社会は再び渦中に巻き込まれた。

結局、過去100年間、経済界の両雄であり巨匠であるケインズとハイエクが主張した経済理論は、それぞれ役割を果たしたものの、副作用もかなり大きかった。

これを解決するために、聖書の真理を探る必要がある。創世記には、生み増やし、地に満ちるという神の計画があったが、人類は、この真理に従い、「求めよ、そうすれば与えられる。探し求めよ、そうすれば見つかる。門をたたけ、そうすれば開かれる。」（マタイによる福音書7章7、8節）という言葉があったが、果たしてそうだっただろうかという疑問が湧く。

コリント人への第一の手紙1章
27.しかし、神は、この世の愚かな者たちを選び出して、賢い者たちを恥じ入り、弱い者たちを選び出して、強い者たちを恥じ入りさせたのです。
28.神は、この世で卑しい者たち、見くびられている者たち、何もない者たちを選び出して、ある者たちを無にしようとされたのです。
29.そうして、神の前に人は誇ることがないようにされたのです。

イエス様は使徒パウロを通して、この世の知恵も主の真理の前では無にされると言われた。どんなに賢い人間の頭から生まれたアイデアや理論も、神が与えられた真理の前では、ただの紙切れと同じである。

主から与えられた識別力、明哲、そして知恵を頼りに、政治、経済、社会、文化、芸術、歴史を照らし出すことで役割を果たす時、過去100年間、ケインズとハイエクの経済理論を頼りに出てきた副作用、つまり、個人が国家権力によって隷属化、奴隷化されたり、富の偏在による社会各階層間の激しい対立、貧しく弱い立場の人々の疎外感を解決できるだろう。

人類は、各分野の専門家やエリートたちの能力を頼りに、ある程度効率的な国家を一時的に運営してきたが、イエス様の真理を最優先し、人生を計画する際に、その導きを受けて、真に生み増やし、地に満ちる恵みを受けるだろう。

2024年11月24日　참길